初めての確認申請
2019/10/15 Posted by: カテゴリー:miutoの設計日記
先日、初めて新築物件の確認申請を行いました。
この確認申請は、家の工事に向けての最終審査のようなもので、
この申請が降りなければ家を建てることができません。
今までお客さまから要望を聞き、
プランニング、契約、本設計と進めてきました。
その中で、法規的な部分を役所に聞きに行ったり、
メーカーや業者、大工の親方などに相談したこともありました。
先輩方は当社のようなこだわりの多い注文住宅の確認申請は
とても複雑で難しいと言います。
私もとても長い道のりだったと感じました。
申請に出した新築は、スキップフロアとなっています。
構造計算では、計算を行う上でイレギュラーな部分が多く
計算に時間がかかり、検査センターと事務所の往復を何度も行いました。
意匠的な部分では法規の関係上、形が制限されたことによって、
ご相談者との話し合いも何度も重ねてきました。
このように試行錯誤を続けた結果、
エムズデザインでは過去最高となる図面の多さになりました。
申請をしに持って行くときは、オハナバッグが一杯になるほどの量でした。
重たい書類を検査センターに提出したときには、
担当してくださった方から
普通のスキップフロアの作りと違うなどの話を聞くことができました。
エムズデザインで設計をすればするほど、
技術の高い仕事をしているのだなと思いました。
新築ができたときに行う完了検査でも
「これはどのように作ったのですか?」
「エムズデザインの物件はステキでユニークなので検査が楽しいです」
と毎回のように言われていると施工部の先輩が教えてくれたからです。
この話を聞くと、エムズデザインの物件は、
ご相談者様だけではなく関わる人を楽しませることができるものであると感じます。
申請を提出して着工までもう少し、気を抜かずに行きたいと思います。
作業しているところを撮ってもらいました。
とにかく分厚くて、ファイルするのも一苦労!