美しい繋ぎ目
2018/02/23 Posted by: カテゴリー:ms_no_miryoku
こんにちは。PRの茶木です。
自己紹介はこちら。
今日はいつもと趣向を変えて、
インタビュー形式のブログをお送りしたいと思います♪
第一回目のテーマは「人工大理石を使った造作家具について」
インテリアを考える上で、とても重要な家具。
エムズデザインでは、お住まいに合わせた家具の造作を得意としています。
そんな造作家具の制作工程を見ながら、魅力を伝えていきたいと思います。
今回のインタビューの相手は、マネージャーの松原です。
茶木(以下、Y)「今日はよろしくお願いします。」
松原(以下、H)「よろしくお願いします(笑)」
インタビュー形式が初なので、お互いちょっと緊張中。。(笑)
Y:「まず、人工大理石(以下”人大”と呼びます)ってどんなものですか?」
H:「人大は樹脂系の材料を主成分とした素材で、大理石のような柄や様々な色が選べます。
こちらが人大のサンプルです。」
H:「人大は板状の材料で、それを工場でレーザーなどで希望の大きさにカットしたり、
繋げたりと加工をすることができます。
なので、思い通りの大きさや形に家具が作れます。
例えば、こちらのキッチンカウンターとダイニングテーブル」
Y:「これは新築の事例ですね。インスタにもあげました。
カフェバーみたいでかっこいいですよね。」
H:「人工大理石のキッチンに合わせてカウンターとテーブルを造作し、一体感を出しました。
これ、一つの塊のように見えませんか?
人大の最大の特徴は継ぎが見えづらく、
滑らかで自由な形状を作れるところです。
継ぎ目にデザイン性を持たせるという手法もありますが、
継ぎ目が見えない方が、すっきりと美しくなると思います。」
Y:「確かに、一体感がありますが、どうやって作っているんですか?
これが最初の写真ですか?」
H:「これは、ベニヤと石膏ボード、鉄骨の下地材です。
このカウンターもテーブルも通常より大きいんですよね。
人大は薄いので、割れるのを防ぐために鉄骨を入れています。
この下地に、工場であらかじめ加工しておいた人工大理石をはめて、繋いでいきます。」
Y:「搬入できる大きさに加工して、あとは現場で繋ぐということですね。
大きすぎてドアや窓やエレベーターに入らない、などの搬入トラブルを回避できますね。
繋いだ時の写真がこれですか?」
H:「はい、そうです。このように、人大をとも材(人大を溶かしたもの)で接着します。
後ろに見えているクランプという金具で、しっかりとくっつくまで固定します。」
Y:「すごい数ですね!!」
H:「この大きさの家具だと、2日近くこの状態です。
時間を置いたら、クランプを外して、繋ぎ目のはみ出したとも材を削って磨きます。
すごく粉が舞うのでマスク必須ですよ。」
Y:「全身真っ白になりそう(笑)」
H:「なります(笑)
繋がって、磨かれたのが、こちらの写真です。」
Y:「さっきの写真でくっきり見えていた継ぎ目が、
ほとんど見えなくなってますね!!滑らかで綺麗ですね!!」
H:「とにかく、繋ぎ目が見えにくくなるというのは、人工大理石の大きな魅力です。
醤油などをこぼして放置しておくとシミになりやすいのが欠点ですが、
厚みのある人大だと、シミの部分を研磨して綺麗にすることができます。」
Y:「シミを消せるんですか?羨ましい。。」
H:「まだまだ若いから大丈夫でしょ〜」(こちらのセリフは妄想です笑)
自由自在に形を作れて、メンテナンスが可能で、長く使える人工大理石。
ホテルスタイルの洗面台やキッチンなど、夢を実現するのに一役買ってくれそうですね。
オーダーメイド家具の魅力をスタッフブログでもどんどん伝えていきたいと思っています。
次回インタビューもお楽しみに♪
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