照明の話
2019/05/25 Posted by: カテゴリー:Genba Diary
先日照明の検討をしていて、ふと気付きました。
最近の照明器具って電球を取り替える器具がすごく少ないのです。
ほとんどLED照明が内蔵されていて、
照明がつかなくなったら器具ごと交換なのです。
だってそうですよね。LED照明の寿命はとても長いのです。
10年以上働いてくれたりします。
消費エネルギーとしても白熱電球よりとってもエコだし、
交換の時期が来てもどうせ器具ごと業者さんが取り替えてくれるなら、
多少手の届きにくい高いところだって取付けても問題ないのです。
設計の自由度が上がるってもんです。素晴らしい!
でも、エコ…?色々な素材が使われた器具ごと交換されてしまう…。
役目を終えた器具の行き先は?本当にそれってエコなんでしょうか?
LED照明の歴史は浅く、その答は簡単に出ないかもしれません。
建築に関わる素材にはそんな疑問がよくつきまといます。
それでも、今ある条件でベストな回答を探していきます。
その都度その都度見直していくことが必要だなと感じています。