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モルタル仕上げ

2019/06/10   Posted by:Other カテゴリー:Genba Diary

それぞれのお宅を見た時に、家の外観
すなわち外壁の仕上がりが私は一番最初に目に入るのですが、
外壁と一言で言っても、その施工方法は様々です。

 

 
仕上げには左官や塗装、吹付、タイル、サイディングなど
色々ありますが、
エムズデザインの新築注文住宅の場合
左官や塗装、吹付が多いので、
それらの仕上げの下地になる

「モルタル仕上げ」の話を少しさせていただきます。

 

 

 

 

施工するときは、まずラス屋さんが
通気胴縁の間に補助の胴縁を入れます。

胴縁とは壁の中が結露しないように、

通気を取るために隙間を作る木の下地材です。

 

 

外壁5

 

 

 

 

その上に通気ラスと言われる(防水)紙と金網が

一緒になってるものを貼っていきます。
この貼り方にはコツがあり、

窓周りやコーナー周りなど細かい手順を守って貼らなければなりません。

 

 

外壁3

 

 

 

 

その後、左官屋さんが
メッシュシートを入れながらモルタルを塗って行きます。
出隅は糸を張ってなるべくピン角(角がきれいな直角)

が出るように頑張ってもらいます。

 

 

 

 

外壁1

 

 

 

 

もう一回上塗りをして、
乾くと綺麗なグレーに仕上がります。
金製のコテで抑えていくので、
ザラザラではなくつるっとした仕上がりになります。

 

 

外壁2

 

 

この後最終的な塗装、吹付、左官等の仕上げをして行きます。

 

 

 

通気ラスの工法で行っている理由の一つは、
従来の工法よりクラック(ひび割れ)が入りにくいからです。

この工法にたどり着く以前からなるべくクラックが入らないように、
養生期間をしっかりとって、
メッシュの貼り方も色々試してみたり、
材料の選定など試行錯誤していました。

 

 

 

その結果、今は通気ラスを使っています。
モルタルなので環境によってクラックは多少なりともおこるのですが、
以前より間違いなく減ったと実感しています。

 

 

 
昨今はサイディング等に代表される乾式素材の製品が
工場生産で製品ムラが少ないので、
外観の仕上げ材としてとても多く使われます。

 

 
それでもあえて私たちが塗装、左官仕上げをお勧めするのは、
仕上がりに味わいが出るからです。
少々手間がかかっても、それに見合う良さがあります。
その良さを理解してもらえるよう努力していくのも、
仕事の楽しさの一つと考えています。

 

 

 

 

 

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