ミリ単位からの家造り
2019/12/19 Posted by: カテゴリー:Genba Diary,miutoの設計日記
今回も上棟のお話です。
(初めての上棟についてはコチラ)
エムズデザインでは、ありがたいことにこのように上棟をする案件が多くあります。
今回は家ではなくガレージで、僕は土台敷きから参加することができました。
土台敷きとは、文字通り上棟で使用する柱の土台を基礎の上に敷く工程なので
そのように呼ばれています。
その土台を基礎から出ているアンカーボルトにとめるための穴を
ドリルで開けていきます。
いつものことながら現場の墨出しはかなり厳密で、
1mm以下の単位でズレの修正を行っているのを見ていると
とても繊細な作業だと感じます。
学生の模型製作では繊細さが求められ
1mmのズレも大きく影響が出てしまうと思っています。
それは、模型のスケールが小さいからこそ
数ミリのズレが大きく影響するからだと思ったからです。
しかしスケールが変わってもミリ単位のズレは大きく出るようで、
現場の作業を見るたびに職人さんには驚かされます。
家に住み始める頃には、感じられない細かな作業があるからこそ、
安全と機能性が両立したものが造れるのだと思いました。