カーペットからフローリングへ
2019/08/27 Posted by: カテゴリー:Genba Diary
こんにちは、さくまです。
今日は解体現場の立会いをしてきました。
マンション共用廊下の養生が進み、
玄関ドアなど工事後も残る部分の養生がされていくなか
床は今までのカーペットと下地フェルトが剥がされ
躯体コンクリートが現れました。
立ち会っていたお施主様が「こんなになってたのねぇ」と感慨深げでしたが、
確かになかなか見る機会もなく、どうなっているかと想像しない部分だなぁと
新たな気持ちで見てきました。
この現場は、床仕上げがカーペット敷きからフローリングに変わります。
既存の床仕上がカーペットの場合は、
床下地の不陸(平らでない状態)が大きいことがよくあり、
そのままだとフローリングを敷いてもきれいに仕上がらない場合があります。
不陸が大きい場合はレベラー工事(コンクリート躯体の上に
新たにゆるいモルタルを流して平らな下地を作る工事)をします。
この現場でもこれから解体が進み、全体の状況がわかるようになったら、
不陸の程度を確認して、どこまでの調整が必要か判断します。
そうして、床下地が平滑な状態でフローリング工事に入ります。
今回、床はブラックチェリーの突板フローリングです。
歳月とともに飴色が強くなっていく美しい床材です。
この床材が空間をきれいに見せてくれるように、下地を作るのがレベラー工事です。
(しなくて済む場合もありますが、必要なことが多いです。)
見えなくなってしまう部分の工事ですが、
「なにもおかしなところがない」というベースを作る大切な工事です。
いろいろな工事が現場の完成を支えているなぁと思います・・・。
では、また。