できない、と言わないポリシー
2020/12/15 Posted by: カテゴリー:Genba Diary
こんにちは。設計部の村角です。
今回はH様邸の現場での出来事をご紹介します。
H様邸では元々1階にあったLDKと水回りを2階に持っていき、
1階と2階を逆転したプランを計画しました。
実際にH様邸の解体工事現場に行き、
現場監督のJさんに、設計・施工していく上で、
注意点をいくつか教えてもらいました。
例えば、ユニットバスを2階に施工する場合、
設置高さや配管の位置、換気扇を抜く方向など様々な注意点があります。
今回はユニットバスを設置する予定だった場所に予想外の小梁があったそうで、
現場で工夫を凝らし、設置高さを確保したのだそうです。
また、ユニットバスが乗る既存の梁の部分に新しい梁がぴったりとくっつけてありました。
これは何をしているのかというと、
ユニットバスはお湯を入れた状態で約1tの重量があるため、
梁の補強を行っているのだと言います。
図面では分からないことを実際に現場で構造を見ながら確認することにより、
仕組みをより深く理解することができました。
お客様の既存図面や現場調査をさせて頂き、ある程度内容を理解していても、
構造や設備において解体してみなければ分からないことが
たくさん現場には散りばめられています。
散りばめられた問題点を整理して、
そして設計と現場で解決策を考えていかなければなりません。
今回そんな現場のリアルな動きを感じることができました。
不可能かもしれなくても、
その中でもできることを全力で行わないといけないとJさんは言いました。
私はそんなJさんだからこそ、
エムズデザインの「できない、と言わないポリシー」が実践されているのだと思いました。