美しくなれるドア
2020/12/12 Posted by: カテゴリー:コダワリデザイン
子どもたちと、
無人島にひとつだけ持っていくとしたら何にする?
という話題になった時、
すかさずどこでもドア!
と答えました。
それは最強だ、、、と大笑い。
お腹が空けばレストランに入り、
暑いと思えば南極へ移動。
疲れたら自宅のベッドへ。
温泉にもいけるし、図書館にも行ける、、、。
それって意味ある?そもそもどこでもドアって、
どうやって手に入れるか。
今回依頼を受けた美容室の設計には、
オーナー様の世界観をエムズなりの空間で表現しました。
五感で感じられるのが大事、と打ち合わせでお話しされていましたので、
この仕上がりの空気感や、四角くない空間の曖昧さが五感に響きますように。
現実的な自動ドアの奥に作った、
少しシャビーに仕上げた木製のドアの、
その雰囲気あるゆがんだガラスから中を覗くと曲線の通路が。
ドアを開けて一歩入れば、
オーナー様のセンスで飾られた素敵な空間が広がります。
そこで髪のお手入れをしてもらったら、、、
誰でも入ってきた時よりもさらに美しくお帰りになれる
魔法のドアとなりました。