皆様、はじめまして。
今年設計として新しく入社いたしました、佐藤と申します。
入社してから2ヶ月が経った今、まだ分からないことばかりで
足が地についていないようなふわふわとした感覚があります。
先輩方も通ってきたこのスタッフブログで私自身の成長や
エムズデザインの魅力をお届けできたらと思います。
よろしくお願いいたします。

 

今回は自分の中で答え合わせができたことがあるので、
それについて書こうと思います。

 

 

毎日毎日、見るもの感じること全てが学校とは違い、
刺激的で新鮮で、目まぐるしい日々なのですが、
特にミーティングでは自分では気づけない学びがあります。

 

 

以前、デザインミーティングに参加したときに
高齢者住宅にエムズデザインとしてできることは何か
という問いがありました。
私は誰もが思いつくような段差のない床を考えましたが、
ボスはその問いに対して、廊下にある手すりのかわりに
面材の下部分に収納を兼ねたカウンターを設置するのはどうかと提案しました。
それがエムズデザインとしてのプラスアルファを含めた設計であると。
その時、エムズデザインの真髄に触れた気がしました。

 

 

 

また別の機会に、施工事例の見学をしに
先日、施工事例としてボスのご自宅へお邪魔させていただきました。
写真と違った空間のゆとりを感じ、素敵なお家なのはもちろんのこと、
埋め込まれているカーテンボックスや
造作のドア枠が天井まで続いていて壁のように見えたり
細部に宿るエムズイズムをひしひしを感じられたとても有意義な時間でした。

 

 

その中でも、トイレの照明が強く印象に残っています。

 

 

扉を開けた目の前に、2本の光の柱が現れました。
目に入ったその一瞬は、なんだろうすごい！と純粋に心が弾みました。
よく見ると天井のダウンライトから水栓が照らされた反射の光でした。

 

 

その光が神秘的で、虹のように一定の条件を満たさないと
見れない珍しいものを見た気持ちになりました。
なんだかラッキーと思ったのですが、自分は建築事務所で働く人間ということを思い出し、
もしかしてこれは偶然ではなく必然で
反射の光までもが設計されたのでは、、と考えが巡ってからは
計り知れない暮らしのデザインに感銘を受けました。

 

 

そこで生活することで実感する豊かさの設計は、まさにミーティングで感じた
エムズデザインのプラスアルファであると思いました。
そのエムズデザインで建築を学ぶということは自身の豊かさへのつながりもきっとあると
BOSSのご自宅からの帰り道は足が余計に浮ついていた気がします。
自分自身のプラスアルファを形成するためにもこれからいろんなものを見て、感じて勉強していきたいです。