チームで取り組む
2021/02/09 Posted by: カテゴリー:ms_no_miryoku
いつだったか、このようなエピソードを聞いた事があります。
アポロ計画でジョンソン大統領がNASAを訪れた時のお話。
大統領がロビーを歩いていると、一人の清掃員が熱心に床を磨いていたそうです。
それを見た大統領は、
「あなたは、私が知る中で最高の清掃員だ」と褒め称えました。
すると、彼はこう答えたそうです。
「いいえ、私は単なる清掃員ではありません。私は人類を月に送ることに貢献しているのです。」
この話を聞いた時、彼の心意気と仕事への大きな目標の共有に、
さすがNASAだなと感銘を受けました。
ケネディ大統領が立てた「10年以内に人類初の月面着陸を成功させる」
という大きな目標の意義に皆が共感し、
そこで働く関係者皆が「私も人類を月に送ることに貢献している」と信じ、
それぞれの業務に臨んでいるのです。
私たちの仕事も同じだと思っています。
ひとつの家を作るには、実に多くの人々が携わっています。
最初に私たちがお話を伺うところから始まり、
設計、積算、商社、メーカー担当者、家具屋さん、
それぞれの材料屋さん、現場監督、大工さん、
基礎屋さん、電気屋さん、設備屋さん、内装屋さん…
その他にも多くの職人さん達。
恐らく数え出したら、間接的にでも
もっともっと沢山の方が携わっているのだと思います。
その皆が、お施主様のご希望を叶えようと、
どうしたらもっと良い住まいになるだろうかと
ひとつの目標に向かって、それぞれのパートを受け持ちます。
代表の林は、妥協を許さない性格なので、
携わるひとりひとりの技術はもちろん、
その考え方、仕事への取り組み方など、隅々まで厳しく目を光らせ、
お客様の思い、私たちの姿勢を関わる全員に伝えています。
その甲斐あってか、エムズデザインの仕事に携わる人々は本当に皆、
高い意識と技術力を持っています。
「この方が簡単だから…」などと言う人は一人もおらず、
考えもせずに言われた事だけをするような人もいません。
「ここの納まりなんだけど、実際に現場で見ると、この方がいいと思うけどどうかな?」とか、
「この商品を頼まれたんだけど、新しく出たこちらの方が同価格でより性能がいいですよ。」とか、
返って大変なことでも、労を惜しまずに知恵と力を貸してくれます。
まさにひとつのチームとなってその家を作り上げている、
そんな手応えをいつも感じます。
それは、会社内部でも同じです。
私たちは自分が直接関わっていないお客様のことも、
皆で情報を共有しプランニングをして、色々なアイデアを持ち寄ります。
そこには、ベテランスタッフも新入社員も区切りはありません。
「担当ではないのでわかりません」などという言葉は、この会社には存在しません。
直接関わらなくても、ひとりひとりがお客様に向き合い、
自分のできる事に最善を尽くす。
それが、大きなロケットを飛ばす最大の力になっていると信じています。