北欧の森から
2018/10/05 Posted by: カテゴリー:北欧住宅
現在建築中の北欧住宅。
外側では断熱工事が進む中、
内側ではフローリングが貼られていきます。
北欧住宅では様々な無垢材や
デンマーク製のフローリングなど、
美しさと質感にこだわった床材を選びます。
今回はデンマーク製のオークの3層無垢板のフローリングを使いました。
3層になっているので反りが少なく、
お手入れもしやすいことが特徴です。
表面はラスティック加工というものが施してあり、
手作業の跡のようなより木の表情が感じられる仕上がりになっています。
またこの床材の一番の特徴は、
何と言ってもその幅の広さではないでしょうか。
普通のフローリングは7.5〜12㎝くらいの幅ですが、
今回のフローリングはなんと22cm幅!
一番手前が今回使用する床材サンプルで、
後ろの二つが通常サイズの床材サンプルです。
幅広の床材は木目がより美しく現れ、
空間をダイナミックに感じさせてくれます。
その表情は時と共に豊かな風合いに変化していきます。
私たちは家づくりを始めた頃からずっと、
「良いものを長く使う」「自然素材を使う」
ということをお勧めしてきました。
長く大切にものを使うという意識は、
結果的に環境問題への配慮にも繋がっていきます。
北欧の森では森林資源の保護のため、
伐採後は必ず同じ数の植林を行うそうです。
こうして長い年月をかけて森は再生していくのです。
私たちは北欧住宅を手がけながら、
自然に感謝し、北欧の森に想いを馳せます。
そんな天然の床材の良さを一番感じられるのは触った時。
サンプルは無塗装なのですが、表面を削り、
ソープオイルを塗って仕上げられたとき、
ずーっとスリスリしたくなるかもしれません。笑
床材が全て貼られて、仕上げも終わった頃、
その感触を実況中継したいと思います。