快適室温、だけじゃない
2018/10/23 Posted by: カテゴリー:北欧住宅
こんにちは。PRの茶木です。
自己紹介はこちら。
前回のブログで北欧住宅に使用する幅広のフローリングを紹介しましたが、
今回は厚みのすごい断熱材をご紹介したいと思います!
こちらです!
分厚くて、レンガみたい!
でも触ると柔らかいんです。不思議。
写真は外断熱の施工中に現場を訪れて撮ってきたものです。
外断熱って何?このレンガみたいなものは何でできているの?
この材料を使うことによってどんなメリットがあるの?
現場では「???」という感じで頭にハテナがいっぱいだった私。
その疑問を設計チーフの小笠原に一つ一つ解いてもらいました。
茶木(以下、C):「まず、この分厚い断熱材の正体を教えてください。」
小笠原(以下、O):「これは、ロックウールというもので、
ミネラルウールという不燃の断熱材の一つです。
玄武岩という岩からできています。」
C:「これ、岩なんですか?!
名前にも入っている通り、まさにウールという感じの触り心地でした。
硬い岩からこんな柔らかい素材ができるなんてすごいですね。」
O:「不思議ですよね。環境に優しい天然素材で、さらに断熱性も防火性も高い優れた材料なんですよ。」
C:「これを家の外側に貼っていくんですよね。分厚いから断熱効果が高そう!」
O:「日本の住宅では内側に断熱材を施すことが多いのですが、
厳しい気候の北欧では外断熱と内断熱のW断熱も珍しいことではありません。
外側にも断熱材を施すメリットは、外気の影響を受けにくく、家中の温度が安定すること。それに家中どこでも寒くないので、空間を大きく取ったりと自由な間取りに設計できますよ。」
C:「なるほど、室温の安定だけでなく、
間取りの自由度にも断熱材が貢献してくれるんですね。
快適かつ広いリビングとか憧れです。」
O:「エアコンの使用を最小限に抑えらえるので、無駄なエネルギーを使わない、
環境に配慮した省エネ生活を送ることができるのも、
高い断熱性能を持つ家に住むメリットだと思います。」
C:「北欧では、そういう環境に配慮した暮らしがしっかりと根付いているんですよね。」
O:「そうですね。しっかりと作られた家に住むことで、自然とエコな生活ができる。
しかもそれが持続可能。何年も何年も住み継いで、
壊さない、捨てないという選択をしていることになります。」
断熱材、と聞くとやはり快適な室温をいかに保てるのか、
ということばかりに注目してしまいがちですが、
それだけではない、たくさんの利点を知ることができました。
次回は、この断熱材の上に施す外壁塗装についてレポートしたいと思います!
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