Monthly Archives: 1月 2009

今期2回目。
ここに来られる相談者は、皆、僕たち建築士をドクター(医者)のように敬ってくれる。
(少なくても僕はそんな人間じゃないのに・・・)
・我が家の具合は大丈夫なのか。
・具合が悪いところはないか。
・処方はあるのか。
 
心配になるのは、思い当たる節があるのか、やはり良い結果がでることは少ないのが現状。
一緒に補強案を考えたり、もっと詳細の診断を薦めたり、わかる場合は大まかな工事金額をアドバイスすることになる。
 
 
 
役所の方々と建築士会でおこなっているこの催しは本当に素晴らしい取り組み。
相談者は無料だが、僕たちも無料。給与は出ない。
ぼくはそれがなんとも心地よい。
 
 
 
 
 
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自問

 
 
パナソニック汐留へ行った帰り、雨が降っていたので地下道を通って新橋駅に行こうと思った。
近くにいた警備員の方にその道を尋ねると・・・
 
「駅までですか? 私も行きますのでご一緒に案内します。」
 
と横から声をかけられた。年齢は50歳代中ほどの男性。
 
「どうもありがとう。」
 
警備員さんにお礼を言ったあと、その方と一緒に歩き始めた。
 
「今日は冷たい雨ですね」
 
「雨の日はこのルートが楽ですよ!濡れませんから。覚えておいてください!」
 
 
そんな教えを受けながら、歩きながらぼくは一つ聞いてみた。
 
 
「パナソニックの方なのですか?・・・」
 
その方は、ニコっと微笑んで、ちょっと照れながら
 
 
「ハイ!」と。
 
ぼくはすかさず
「松下幸之助の教えを感じました。松下さんが居たら、同じ事をしてくれたかもしれません!」と申し上げた。
 
 
 
駅のコンコースに入ったところで
 
「では、ここをまっすぐ行ってください。お気をつけて。」
 
と告げられたあと、ぼくは深々と頭をさげながら別れた。
 
 
 
ぼくは仕事柄どこのメーカーもひいきはしない。
でも今日、パナソニックにはうらやましいくらい素晴らしいスタッフがいた。
 
うちのスタッフも、こんなとき、ちゃんと声をかけてあげられるだろうか。
ぼくも、こんなとき、勇気を持って話しかけられるだろうか。
聞こえていても聞こえないふり、見て見ぬふりをしないでいられるだろうか。
 
知らない人から教えをいただけたステキな日だった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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言いたかったお礼。

電車で帰るとき、あまりの眠さでちょっと眠ってしまった。
駅に着いたのを、同行したスタッフの声で知り、飛び起きて下車した。
 そうしたら・・・
 
 
「携帯電話がない!」
 
そう。電話を握っていた手がゆるみ、落としてしまった。
すぐに自分の電話に自分でかけてみると 
 
「もしもし、この電話の持ち主ですか?」との声。
 
良かった・・・。
拾ってくれた方が下車駅で待っていてくださると言う。
それは悪いと、駅舎にあずけて頂こうと思ったが、そうするとお礼ができない。
 
「お礼がしたいのでお名前とご住所を教えてください。」
 
「そんな事いいですよ!」(結構ですの意)
 
 
その人は今、電車の中でお話をしてくださっている状態。
あまり長く話すのは、かえって迷惑。
 
「本当にどうもありがとうございます。今日のことは絶対に忘れません。」とだけしか言えなかった。
 
 
昨今、携帯電話はすごく身近な存在になっている。
身近なアイテムだけれど、その中には大切な個人情報がたくさん入っている。
ポケットの中には、いつもそんな大切なものを持っているということを再認識して、きゅっと心の紐を引き締めた。
 
 
狭山市駅で降りた心優しい方。
 
この優しい気持ちをぼくも必ず受け継ぐことを約束します。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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感謝

 
年末、年賀状を印刷しながら、たくさんの人を思い起こした。
昨年も素晴らしい出逢いばかりだった。
 
ありがとうございました。
 
 
 
 
世の中がすさまじい勢いで変化をしてる今にち、
また今年も、無事に年を越せたことに感謝。
 
思い起こせば20年前、エムズを作ろうと奮起したあの日、
その時も情勢は、バブル破壊直後という年だった。
 
諸先輩方からは
「こんな時になにを考えているんだ?!」とか
「これから景気はどんどん悪くなるんだぞ!」などと言われまくった。
 
 
 
ぼくは好景気を知らない。
だから今までの景気が良いのか悪いのか、本当はわからない。
 
今をがむしゃらに、正直に、せいいっぱい生きれば、またたくさんの人と仕事ができると思う。
そうすればまた今年、感謝をしながら年を越せると信じている。
 
 
 
 
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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