大切な

感動しがちのぼくは、事あるごとに感動してしまい、その「事」の意味を探し、それを過去、未来へと繋げていく。
どうか健やかな あかちゃんが生まれてきますように。
どうかさらなる幸せの日が訪れますように。
いや、心配することはない、
産休に入る彼女の顔は、もうすっかりお母さんに成っていた。
 
 
うちの会社には、仕事もプロだが母としてもプロフェッショナルな先輩が大勢いるから、ぼくとしても大の安心で、しかもその先輩達は、自分の孫を授かるがごとく、すっかり小姑のようにセッセと世話を焼きはじめていた。とても楽しそうに。
 
最近まで進行中だったお客さまの引き継ぎも終わり、自分のデスクの前で、大きなおなかにちょこんと可愛らしいブランケットを掛けて、そこに温かな手を添えている姿はとても愛らしく、そのデスクの脇を通る皆を笑顔にしてくれていた。
 
まわりに居るぼくらができること、
当人からすれば、それはそれは小さいことだろう。
しかしぼくは、会社として何ができるか、その当人、家族、そしてお客さまにだってそう、
その人にどれだけのことができるか。
どれだけのことがしてあげられるか、と言うのは違って、こちらがどれだけのことがしたいか、であり、それは言い表しにくいが、恩返しのように感じる。
 
この小さな会社に出逢ってくれたこと、
この小さな出逢いこそが人をつくり、未来の幸せをつくるのだ。
 
 
 
とても小さな会社だから、
同じベクトルを持つスタッフを心から大切にする。
同じように、
とても小さな会社だから、
このベクトルに反応してくれたお客さまを徹底的に大切にする。
それも永遠に。
 
小さな会社だからできること、
それは、人間が本来持っている温かみが滲み出ている会社でいること。
湧き出る思いが人と人を愛でつなげてくれる会社でいること。
 
出逢ってくださった方の全てに幸せになってもらう。
笑顔をつくり出す企業として、お客さまへもスタッフへも、その思いは変わらない。
今までも、これからも。
 
産休を終え会社へ戻ってくる日には、彼女のデスクの横に、ベビーベッドを置く場所をつくっておこう。
新米ママのために、そして新米小姑のためにもね。
 
 
 
 
 
 
 
 
数日後、
そしてその日が来た。
送られてきた写真には、しっかりとした顔立ちのboy とてもハンサムメン!
小姑、小姑って、笑いものにしてたけど、ぼくもすっかりじーじ気分。
なんだろこの感じは?って、自分でも首を傾げながらメッチャ笑顔でいるぼくがいる。
 
 
ステキなお便りをありがとう。
ぼくらにも笑顔をくれてありがとう。
そして、
幸せです、って言ってくれて本当にありがとう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 kgg
 
 
 
 
 
 
投稿者: hayashi 日時: パーマリンク

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