Monthly Archives: 11月 2019

天までとどけ

初めてウチに相談をくださる方は皆少し緊張気味。
実は、当のぼくも全く同じで、多分スタッフも同じで、初めてのご相談者さまとの出逢いはとても緊張する。
ぼくは必ずファーストアポイントの前に初心に戻る儀式をする。
恥ずかしいからどんな儀式かは言わないが、
強いて言えば、五郎丸選手のあの感じかもしれない。
 
 
どんな家ができるのか?雰囲気や価格は?
商品を見ることで、見せられることで安心する人は多い。
しかし、
ぼくらの家は同じ物をつくっていないので、というか、同じ物はつくれないので、、、
言い方が難しいな、、、
相談者の方は当たり前だが、まったく同じ悩みや要望を持っている方は居ないので、
これまた当たり前だが、同じ物が設計されることはアリエナイ。
すべてはその方に合わせたオリジナルになる。
 
じゃあ、どのようにご理解をして頂くか?。。。
それはもちろん過去の施工事例であり、お客さまから頂いた大切なメッセージ集であり、もちろん日々の活動の記録としてのSNSはとても大事だろう。
でもね、
ぼくは、ご自身の感覚を大切にして頂きたいと思っている。
ぼく自身、自分の感覚をとても大切にしてるし、しようと思っている。
 
 
「出逢いはいつでも偶然の風の中〜 ♫ By 天までとどけ/さだまさし」
 (ぼく大ファン)
 
 
 
 
いつも、出逢いの一歩目はドキドキするけど、なるべく自分の正直を露わにしようと努めている。
もしここで、化学反応が起きてお互いが惹かれ合う時間になったらそれはそれはおめでたい話で、
でもここで、ちょっと?を感じたら相手に感謝をしてお別れすればいいと思っている。
だからぼくは、押し売りをしない。
正直、化学反応が起きない仕事をしてまでお金に頓着をしていないし、
逆にその時間を、ぼくらを信頼をしてくださっている方々のために全力で愛を注ぎまくりたい。
天狗商売になることはぼくの性格上無いと言い切れる。
だからお互いのためを考えたらその方が幸せに決まってる。
きっとぼくは、信頼に信頼を重ねて、そこに愛を注ぎまくりたいのだとつくづく感じる。
そんな方たちと一緒の時間を過ごしたいのだとつくづく感じる。
 
今年も感無量の新しい出逢いが数々起こった。感謝
正直、至らぬ点はあるだろうけど、その方たちのご信頼を頂戴できたから。
ウチがつくり出す家は、ぼくらの過去の経歴とお客さまからのメッセージ、そして今日現在の日々の取り組みに表れているはず。
いま何も見えなくてもぼくらは必ず尽くす。すべてを信頼をしてもらいたいと思ってる。
 
そこへ行くため、天までとどくため、この信頼の構築を日々熟成させながら今日も生きていく。
 
 
 
 
 
中学生のとき、母親に買ってもらったシングル盤。
アルペジオで弾けるようになりたかった素敵な曲
*youtubeに飛び音が出ます。
 
 
 
 
 
 
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投稿者: hayashi 日時: パーマリンクLeave a commentトラックバック

 
素敵に感じるホテルがぼくにはたくさんあります。
都度都度感じることを日記のように書き記したいけど、、、
 
生涯忘れることは無いであろう、エントランスのバレーパーキングでの超一流な対応や、夜のプールサイドでの出逢い、レストランでお気に入りのシートに座らせてもらう魔法の言葉 etc etc…
 
書きたいことは、いや、
忘れたくないことがたくさんあります。
 
今日は少しだけ「ハレクラニ」を書きます。
 
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ここ、
朝、昼、晩、どの時間が一番好き?と聞かれたらサイコーに困るここでのステイは、いつものホテルライフとまったく違った過ごし方をしたい。
様々な表情を見せてくれるホテルはたくさん!そして
ハワイには行きたいところがたくさん!だけど、それより何より、ここでのステイはこの空気を味わいたいんだ、せめて数日、ここに居るときにはね。
ぼくだけかもしれないが、
ハレクラニには、ここにしかないHAWAIIを感じさせてくれる表情がたくさんある。
今日はその中のお気に入りを一つを記そう。
 
 
ここでぼくがとても楽しみにしていること、
それは、
昼下がりから夕方にかけて、
陽がまだ高いうちにこの部屋に戻ってくること。
 
なぜか。
ここでぼくが好んでbookする部屋には、窓ガラスの内側に、木製のルーバー式引き戸がついている。
これは、日中、窓から差し込む強い陽差しを和らげ、夜はプライバシーを守るためにあるのだが、ぼくはこのルーバー引き戸にこのブランドのホスピタリティを思い切り感じるのだ。
ただ単にルーバー引き戸があることがホスピタリティという事では全くなく、、、ではどういうことかというと、
このルーバー式引き戸の羽の部分は、可動式になっていて羽の角度が調整できる、、、
え?可動式だからいいの?と思われそうだが、そういう事でもない。
 
 
 
 
 
この日ぼくがここに到着しチェックインしたのはPM9過ぎだったのだが、その時このルーバーはすべて閉じていた。
当たり前だよね、夜だから。
しかし昼下がりから夕方にかけての時間にこの部屋に戻ってくると、ルームキーピングに来てくれた方が、このルーバーを操作しておいてくれる。
どのように操作してくれるのかというと、このルーバーを少しだけ開いておいてくれるんだ。
 
少しだけ開くことで、そこに隙間をつくることで、強い陽差しとルーバーの影がそれはそれは美しい縞模様になって部屋中を飾ってくれるのだ。
すべての引き戸の、ルーバーの角度をぴったり合わせていくから、そこからこぼれる陽差しと影に淑やかさを感じるほどに。
これに穏やかな波の音がプラスされ、鳥さえも囀る。
それは言葉で言い表せないほど美しく、ここHAWAIIに似合う、ここハレクラニでしか味わうことができない本当に素敵なワンシーンなんだ。
 
ぼくはこのコントラストの美しさに身体中の力を抜かれ、そのままベッドに横たわる。
そしてルーバーの隙間から差し込むキラキラの眩しい太陽に目を細めていたら、いつの間にか眠りに落ちてしまうんだ。
 
つかの間の美しい時間、
いや、眠ってしまったから一瞬だったな。
この部屋でしか見ることのできない映画のようなシーン。
その映画の主人公にしてくれるハレクラニは、いつもここはぼくの部屋だと錯覚させてくれる。
素晴らしい時間だったな。
 
 
ぼくは必ずまたここに来る。
穏やかな風を感じ、波の音を聞きながら眠れるこの部屋に。
 
Mahalo Halekulani
 
 
 
 
 
 
 
*youtubeに飛び音が出ます。
 
 
 
halekulani
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
投稿者: hayashi 日時: パーマリンクLeave a commentトラックバック