大河ドラマはあの龍馬伝以来ずっとご無沙汰だったけど、渋沢栄一ならば観ない理由は見つかりませんよ。
日曜日、家族で早めの夕食をし終えて、さっさとお気に入りのソファに腰かけちゃう。
以前読んだ論語と算盤とどうつながるのか、それに今平行してNHKラジオ第一のカルチャーラジオでも特集をやってくれていて、それはそれで興味深く浸ることができて嬉しいし、大河は大河でとっても観応えがあって楽しい。
時代の移り変わりが早い今、それがコロナによって更に加速し、そこに応じたくてハートの筋トレをしながら賢者からの学びを得たいと思っている。
まあビジネスマンの端くれとして、そんな話もしたいけど、今日はビジネスの話題ではなく、音楽の話。
”晴天を衝け”が始まると知ったとき、「ん?作曲家は?」とすぐに思った。
龍馬伝からかれこれ何年経ったのかも覚えていないが、あの龍馬伝の挿入曲はすべて良かった。
と言っても言い過ぎじゃないほど、本当に素晴らしかったから、もしかしたら… と調べてみたら、やっぱり!
思わず、うわ!って声が出た。
作曲家の佐藤直紀さんは天才だと思っているから。ぼくはね。
だからこのドラマが始まるのを心待ちにしていた。テレビをあまり観ないぼくとしてはめずらしく録画もしてね。
あ〜、この手の作曲家の話もblogに書きたくなってきたぞ〜笑
ドラマというか、物語というか、映画や舞台とかも、、、
海外ならばJames Nuton Haword や、もちろんFrank Royd Waver などは最高。
いやいや、話を戻して、、、、
初回、
初めて聴く壮大な交響曲は、ぼくのような素人甘ちゃんには理解不能…
正直、テンポもつかめず、流れもわからなかった。
それでも何度か聴き続けているうちに、いろいろ聞こえてきましたよ、スゴさとともに、テンポ感もつかめたし。。。
劇中の曲も素晴らしく、ドラマの面白さと、曲の素晴らしさと、頭の中を二つに分けて観なくちゃならなくて、
大きく物語が変わるシーンでは何回も涙が出ちゃったけど、そんなシーンを盛り上げる感動の曲はその素性の素晴らしさを感じてしまう。頭の中が忙しい。汗
このまま書き続けると文章があっち行ったり、こっち行ったりしちゃうから、そろそろ本題に移りますけど、
毎回一連のドラマが終わった後に、その日の劇中に出てきた由緒ある場所が今はどうなっているのかを説明してくれるシーンがある。
そこで流れるBGMの説明に、
「オンド・マルトノ演奏 大矢素子」と出る。
アレンジされれたテーマ曲のメインメロディを奏でる楽器がオンド・マルトノ。
ぼくは楽器が好きで、それも電子系の楽器なら聞いたことあるものも多いのだが、これは知らなかった。
じゃあマニアじゃないじゃん!ねぇ。
回想シーンにベストマッチする音色は素晴らしい旋律をさらに優雅に聴かせてくれるな〜と感じながら聴いていたその瞬間、あれ?なんか聴いたことある感じ!といきなり思い出したことがある。
「あ、アルモニカっぽい、、、」
電子とアナログを合わせ持つこの楽器の音色は、それはそれはとても美しく、ぼくは最初に聴いたとき、モーツァルトの時代のアルモニカ(グラスハーモニカ・グラスハープ)のようだと思った。
音の衰退がほど近く感じたんだ。
そしてもう一つ、その瞬間、とても怖いことを思い出した。
このアルモニカという楽器はその当時、悪魔の楽器と言われていた。
由来は、その楽器の演奏者が次々と原因不明の病気になったことだそうだ。
もちろん真相は知らないが、言い方は悪いがぼくは「狂人になってしまうと言われていた楽器」と教わった。
奏法はこうだ。
普通のグラスに水を入れてその縁を、少し濡らした指でそっと擦る。
イメージできると思うけど、ホワンっと優しい音が奏でられるでしょ?
そんな要領で音を鳴らすのがアルモニカで、大きさが少しずつ違うグラスを重ね、それを横にして水に浸すようになっていて、それをくるくると回しながら、そのグラスに触れることで音が鳴る。(これ、ぼくは本物を直接見たことがないから合ってないかもしれません、すみません。ご興味がある方はお調べくださいませ。)
ビビリのぼくはその話を聞いた当時「全曲モーツァルト制覇!」と聴きまくりを実行していたにも関わらず、その曲を怖くて聴くことができなくて、笑
でもいつの日か、確かyoutubeができてから、それを目で見ながらしっかりと聴くことができた。
そんな悪名高き楽器に似ているかも!なんて、無知にも程がある!と、とんでもなく失礼なことで(すみません 汗)、、、
しかしそのオンド・マルトノはとっても良い音で、ドラマの後味を本当に良いものにしてくれている。
後で色々と調べてみたら、シンセのような音づくりができる感じで、ぼくはちょっとmoogのフィルターっぽく感じたり、テルミンぽく感じたり、アナログサンプリングが合わさったように聴こえたり、それはそれは素晴らしい楽器だと思った。
ドラマの面白さもさておき、多彩な挿入曲は、それを彩るだけでなく、色々なことを感じさせてくれている。
ビジネスと音楽、この両側からこの物語を当分楽しもうと思う。
オンド・マルトノについての解説がありましたのでリンクします。
(YouTube 音が流れます)
クラシック・」ニュース 大矢素子(オンド・マルトノ)どのような楽器であるか?