55歳になりまして、いい加減ちゃんとした言葉遣いでblogを書けるようになったほうがいいのでは、と考えてみたけどぼくには無理そうだからやめておいた。
そのかわりにと言っちゃぁなんだけど、プレミアム世代になる準備を開始した。笑
”プレミアム世代”と言ってもじつはどんな世代なのかは良く解らないのだが、ぼくはなんとなく〜70歳〜くらいからなのかな?とInterFMのとある番組を聴いてそう感じる。
先輩方のお話は何をとっても豊かで興味深く、そしてメッチャ面白い。
あぁ、あんな歳の取り方がしたい、と心からそう思うこともしばしばある。
しかしその世代になるだけでプレミアムになれるのではなく、その歳になって、やりたかったことが出来たり、ある程度思い通りに生きられたり、ようは、自ら求めていた幸せを感じるような、それまでの経験を存分に発揮できるような、人生の集大成のように毎日がハッピーに生きられていることがその言葉なのかなと感じる。
いつもそのラジオを聴きながら自分と照らし合わせながら我が身を振り返ってみたりしている。
そう振り返ればぼくは、音楽と旅で生きてきた。
残念ながら本職の建築は後から芽生えた志だった。
ウチのチーフやサブチーフのように、小さい頃から家が大好きで、将来は家づくりの仕事に、、、なんて考えることができなかった。
幼い頃は学校から帰るとすぐにレコードに針を落とし、ネットを外したスピーカーに目を瞑って顔をできる限り近づけて、このまま音楽の中に入りたいと願い聴き入った。
あえて建築に近づけて言えば、上野の国立科学博物館や美術館が好きで一時期は毎週のように足繁く通い、静寂の中、人の足音の残響に身を委ねながら時を過ごすのが好きだった。
そんな近くでも旅先でも、ステキな場所にいったり写真でその空間を見ると、目を開けながら瞑想をしているように身体中の何かがすーっと澄んでいくのがわかった。
だからこそ無意識の領域では、その建築を感じ、認めていたのかなとも思った、こじつけかもしれないけど。
話を戻して、
ラジオからのそんな先輩方の話しを聞いていると、ぼく自身がその歳になるまでの道のりを考えることが好きになった、ようはこれからの時間の過ごし方だ。
そこでぼくはこれからの歳、なにを主軸にするかを考えてみた。
いや、実はもうかれこれずっとまえから考えていた。
主軸っていうと一本になっちゃう感じがしたから、何本でもいいや、と自分を甘やかしてみたが、しかしそれは一つだけだった。
それは本当に主軸といえる事のように感じた。
「若者の時代へ」
そんなアプローチ。
それが主じゃないか?と感じている。
自分の子ども達への想いもそうだが、まずはウチのスタッフだ。
まだ若輩の身でそのような戯言を!と叱られるのを覚悟で言えば、
「ステージに上がらせて、スポットライトを浴びさせたい。
お客さんが喜んでくださったとき、仕事が成功したとき、
アドレナリンが出る感覚を身をもって経験し、
それを糧にさらに喜びや幸せを感じてもらいたい。」
これは既にウチの会社で着手しているし、2〜30代の若者はそれに応えてくれている。
こうしていつかぼくが、その”プレミアム世代”になれたなら、あの時のぼくに、
「55歳の若造が何をほざく、、、
だけどオレ、あの時がんばったからこの嬉しい結果なのか、、、」
と感じたい。
プレミアム世代への準備、
もう遅いのかもしれないけど55歳、GOGO!で参ります。