薄い水色の空
茜色と銀鼠の雲
西からの風
今、三日月があがった
秋、
虫の声がぼくのヘッドフォンから流れるピアノ曲を超して聴こえてくる。
バルコニーから眺める水色の空は一瞬にして色を消し、ぼくの顔を照らすモニターの灯りだけになった。
子ども達が元気でいること、
妻の実家の両親に彼女への感謝を伝えること、
我が母からはまだまだ叱られる身でいてあげられること、
そしてそれを父の仏壇に感謝と共に報告できること、
我がスタッフは日々次々と来るありがたいご依頼やご相談を華麗なまでに愛と感謝で応え、そのうえ笑顔で仲間を思いやっている。幸せだな。
人生で大切なこと、
ぼくはそれが人とのつながりであると信じている。
家族、仲間、お客さま、
これは順番ではない
母は小姑との様々な出来事が有りつつも私を産み育ててくれた。
不器用な父は寺院に従事しつつ懸命に働いてくれた。
ぼくは出逢った人のために働きたい
格好つけではない
それが、ぼく自身のために働くという意味になっている気がする
楽しみながら、毎日みんなと楽しみながら、ぼく自身のために働く。
家という、その人の人生にとって、とても大きなものを仕事にしている。
どうしてこんなにも素晴らしいお客さまが次々と来てくれるんだろう
ありがたいし、感謝しかない
だからぼくはその人の身になって考える
依頼してくる人の身になって考えて、大きく深呼吸するように感じるんだ
するとそこに答えは現れてくる。
依頼者の夢や希望がわかる気がする。
そしてその時、そこにぼくの本当の姿がある気がする。
人生で大切なこと、
それは人を信じ、信じた人とずっと繋がって生きること
感謝をして、愛する、
ぼくはずっとそれを唄って生きている