Category Archives: いい笑顔日記

伝心

あぁ、今日は感謝を伝えよう
この話題はずっと書きたかったけど書くことができなかったblog
でも今日は書こう!なぜなら感謝を伝えたいから
 
おいおいナニ自慢してるんだ?ナニ威張ってるんだ?と思われるかもしれませんが、今日は書かせてください。
 
 
10年以上前、あるウチのスタッフががエムズデザインに入社して数ヶ月経った頃、ぼくにポロッとこうこぼした。
「こんなに沢山の贈り物をいただける設計事務所はきっと他に無いですよ!これはスゴイことですよ?こんなに感謝を戴けるなんて信じられないです!…」と。
ご依頼者さまが打ち合わせでオハナにお越しくださった時に戴く贈り物はとても尊い。
ぼくはそれまでもこうした贈り物を戴けてることには本当にありがたいと思っていたから心から感謝をしていたし、それはそれは本当にスゴイことだと、嬉しいことだと常々思っていた。
でもそれはそれまで思っていた感謝の気持ちを遙かに超え、本当にありがたいことなのだとそのとき再認識したのを憶えている。
そしてでも「うん、そうだね、ありがたいね、」って、取るに足らない返事をしてしまったのも憶えている。
 
 
 
贈り物、
人はお誕生日でもお土産でも相手にプレゼントを渡すとき、その人のことを一生懸命考える気がする。ぼくはそうだから。
とりあえず、これで、、、などではなく、
これは似合うかな… これは喜んでくれるかな… 美味しいって言ってくれるかな… って。
逆に、
あまり好みじゃなかったらどうしよう… 当たりさわりのない安全パイで行くかな…
でもせっかくだったら喜ぶ顔が見たいし… と迷いながらその人の笑顔を思い浮かべ、喜んでくれる姿に思いを馳せて選んだとき、以心伝心が起きる気がする。
そしてその一瞬には、その相手の事しか考えていない瞬間があるということ、
この貴重な瞬間を思うと感動してくる、
一瞬でもぼくらのことを思ってくれて選んでくださったものには、何百、何千、何万の愛が上乗せされているのだから。
こんな風に選んでくださっているのかな…?って、目を閉じるとその方のお顔と共にその美しいシーンが浮かび上がってくるよ。
その愛の重さがずっしりと感じられる様な、触ればほんのり温かさがあるような、そして中を見れば様々な色が輝いて見えるような、、、
いつもぼくはそんな風に感じる。
 
もう何年も前から毎年毎年、旬の時期に送ってくださる美味しい果物、お野菜、海のもの…、焼いたばかりの手作りパンはまだ香ばしい匂いが残っている…
ご自身が美味しいと感じられたものを共有してくださったり、手に入りにくいものを並んでまで買ってきてくださったこと、
海外ご出張で見つけてくださった見たこともないステキなもの、各国の旅行のお土産や、郷土の名産品には味わったことのない未知の味がした。
それに、お誕生日を忘れずにいてくれること、オリジナリティあるプレゼントには演出もあってありがたかった。
ときに宅配便屋さんが届けてくれる箱がしゃべることは無いけれど、その無言の箱からは、いつも様々なメッセージが聞こえ、愛が溢れこぼれ落ちそうで一人じゃ持ちきれないんだ。
 
 
ウチの会社は人数がそこそこ居るから申し訳ないな… なんて思いながら、包みをほどく頃には若手のハイエナ達(笑)と、食いしん坊女子軍団が周りに寄ってきてチラチラのぞき込んでる。皆が笑顔になる瞬間だ。
そんな日にはちょっと長目のBreak timeをとってガヤガヤワイワイ美味しくいただきますよ!それに合うお飲み物を用意してね、Coffee、紅茶、お茶も…
そしていただく前には必ず胸に手を当てて目を閉じる。
その方を思い浮かべ感謝を伝心するんだ… それがぼくの流儀、ぼくからの礼儀。
 
 
ぼくらは心を込めて家をつくっている。
いや、家をつくっているだけでなく、その方の未来を創っていると本気で思っている。
正直、この思いが伝わってほしいと常に願っているし、一生懸命、頭に汗をかき、何度も何度もペーパーをクシャクシャに丸めて捨てながら描き上げる図面からそんな思いが伝わってくれていると信じたい。夕暮れの現場で皆が力を合わせてつくりあげていく姿から、そんな思いが伝わってくれていると信じていたい。
 
どうだろう、
こんなに愛されている会社はあるだろうか?
これは、”とりあえず手土産” ではないんだ。
そのプレゼントの中には納まりきらないほどの想いが大きな愛に包まれて入っていて、それを私たちは皆で手を繋ぎながら受け取るんだ。
エムズデザインは、そんな会社。
これからも、仕事に自信を持つこと、そしてこれからもこうして戴ける愛を誇ろう!
お客さまから戴けるたくさんの愛を誇り、そしてそっとお返ししよう。
 
いつまでもぼくたちはその愛を大切にする
ずっとその愛に包まれて生きる
 
 
 
 
 
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夏を嫌いやがって…

暑い暑い暑い暑い〜ってみんなして夏を嫌いやがって…
ぼくは夏が大好きなんだから…
空の青色、木々の緑色、夏にしか見れない美しい色
それが夏が好きな理由
 
でも今年は暑いね
暑いね〜って挨拶して、汗を拭いて、冷たいの飲んで、
みんなで良き夏にしたいなって思った。
 
 
 
 
ゆるやかな風
静かに動く空気
 
時代は変わったな
嬉しい…
 
 
 
 
 
ぼくは設計するとき、お客さまのことを想い海に潜る
深い海にもぐって瞑想して、更に深い深い海にもぐっていくと、ふわっと体が軽くなる
海の底は宇宙につながっていて、体を締め付けていた圧力がふっとほどけて無重力に放り出されていく
 
その瞬間に…
 
人が輝くとき、その人の言葉や態度からでなく、
その人を取り巻く周りの空気の共振で感じてしまう
それは音楽のように…
色が見えるときもある…
 
 
明らかに新しい時代がきた
嬉しい…
今年の夏も、嬉しい…
 
 
 
 
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大人になっていた彼と彼女
令和五年五月八日
長かったパンデミックが一段落をつくようにか、令和五年五月八日からの5類感染症への移行に伴い我が社もマスクの着用を個人判断とした。
思えばコロナ禍で当たり前になっていた”マスク顔”は、主たる事を伝えるには不都合も少ないが、細かいニュアンスを伝えたり表情を感じたい時などの意思疎通にはかなり支障があったのも事実だろう。
ぼく自身が、言葉で伝えることがあまり得意じゃないから、本当は表情を見たり見せたりしたほうが楽に居られるし、さらに言えば、人間同士が意思を伝え合うための”言葉”とは、本当は意思伝達の最終手段だと思っている。
言葉なんてなくとも相手が思っていることを感じたいし、お客さまが思っていることや考えていることを感じたい。
正直、言葉がなくても感じ合って理解したいと思っている。動物達のようにね。
 
 
5類移行の日から数日、徐々にそしてポツポツと少し照れくさそうに皆がマスクを外しだしたある日、二十代の若者達の顔が少しだけ大人になっていることに気づいた。
毎朝の朝礼、プロジェクト単位で集まってのMTG、終業時間前のひととき、マスクを外した若者達の顔はとても凜々しく大きく自信に満ちあふれ、大声で笑う笑顔をよく見れば一回りも二回りも立派な大人の顔になっていた。
思えば、図面を描くスピード、先を読んでの行動、現場での管理監督、仲間へのフォロー、電話対応、etc,,,
そりゃ当たり前かもしれない、
若い頃の二年以上の月日は顔も体も心もそして能力も、うんと成長させるに決まっている。流れる歳月は次々と仕事を覚えさせ、意気揚々と大人になっていくに決まっている。
 
 
それならば、ぼくは同じように成長できただろうか、
このパンデミックの月日と共に、ただ老けていったのではなく、ステキな大人のように成長できただろうか。
 
若者と共に仕事をすることは楽しい、
なぜなら、様々な学びを得られるから。
なぜなら、常に自分の成長と比べられるから。
 
この環境に、そしてこの境遇を授けてくださった神さまに感謝をすると同時に、大人になっていく彼ら彼女らの成長を誇りに思います。
 
 
 
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花より〇〇〇

「カーネーションは一本、900円もしたよ、、、
 だから、ケーキにした!
 ウチは花より団子だから (*^_^*)
 明日は母の日、
 これ常温のケーキなの
 ママいつもありがとう」
 
 
お風呂上がりでまだ半乾きの髪を撫でながら娘が妻に小さな白い箱を渡した。
妻の母歴も25年を越すと下手な演技もなく、だけど満面の笑みを浮かべ、喜びをヨダレで表現した。
こうしてお互いにかしこまることなく毎年の母の日を自然体で過ごす時間を、娘は娘なりにその役割を現しているのかもしれない。
 
 
もう遅い時間だから…
でもせっかくだから!と、カワイイ白い箱からその常温のケーキを取り出して小さく切って、デカフェCoffeeと一緒に皆でいただいた。
 
今度は娘が満面の笑みで「美味しい〜〜〜っ!」と唸った瞬間、
ぼくは、娘が母になった時の顔が見えた。
一瞬、、、でも、確かに見えたんだ。
 
 
私がもし母になったら、
こんな風にして、こんな夜を過ごして、家族と一緒にこんな風に喜びたい!
自分が母になるときのことを、遠くに見、
いつしか自分が母になったら…という未来を、自分の母に重ねているような…
そんな感情がうっすらと顔に表れていた。
 
いつかその日が来たとき、
自分がしてもらいたいことを相手にする、
その時の自分の感情を、ただそうなればいいな… て感じで予祝してしまう、
娘はそんな複雑なことなど一切思わず、ただただ感情のまま、そして満面の笑みのまま美味しいケーキをパクパク食べていた。
 
 
娘にとっての母親とは、、、
ぼくがかつて抱いていた、父親への感情と似ているのだろうか、、、
もうあまりにも昔で忘れかけている父親への想いと似ているのだろうか、、、
 
いや、まったく違うのかな、、、
男同士の感情があるように、女性同士の感覚があるんだろう。
 
 
母の日には花よりケーキを、
そんな未来の母を見た気がした
 
 
 
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母は最初「私は撮らなくていいから…」なんて言っていたが、カメラマン役の孫にはそんな言葉は通じずパチパチとシャッターを切っていたらいつの間にかまんざらじゃなくなって笑顔になっていた。
 
どうぞぼくのことを、”このマザコン野郎” と笑ってくれ
どんな言われようをしても、確実に少なくなってきている母との時間をとても尊く大切に感じるのは、若かりし頃のぼくがあまりに未熟すぎて、亡くなった父へのこういった思いを持てずにいた事実が今をもぼくの胸の片隅に残り続けているからだ。
このような何気ない時間が持てなかった事を反省したい、償いたい、とまでは言わないが、この母との時間を持つことでこの先、ぼくがやり残したこととして永遠に自らの背中を追われることの無いようにしたいんだ。
だから母には楽しさを感じてもらいたいと思っている。幸せだと感じてもらいたいと思ってる。
 
真新しいままの車椅子は、まだまだぜんぜん外に連れ出せてない証拠。
ピカピカの車椅子を見る度に、もっともっと…と感じてしまうが、それはそれかも。
ぼくが押し、妻が押し、娘と息子が代わる代わる押すことで家族皆の気持ちが一つになるこの時は、かけがえののない時間だとも思う。
「本当は歩ければ良いのにね」という母の申し訳なさそうな言葉の裏で、皆が協力し合う家族イベントをつくってくれたんだとひそやか感じている。
だから、車椅子の母だからできる事、楽しめることをやりたいと思ってる。
そして父にはできなかった事を今、、、
それはやはり償いなのか、急いでやりたいと思ってる。
 
 
東京マラソンのその日、交通渋滞を避けてぼくらは10:30開店の日本橋高島屋に9:20に着いた。
どうだろう、
この楽しみさ加減がこの到着時刻で伝わるだろうか?笑
11時からオープンする本館の食堂で、息子の大学卒業祝いと三月生まれの母のお誕生日をまとめて一緒に祝っちゃおう!と皆で事前にメニューを調べちゃったりして楽しみにしてたんだ。
恥ずかしいことだが、ぼく、というか、ウチの会社のクレドでもある’ohana(オハナ)=家族、という言葉を唄っていながら、最近ではめっきり家族での食事が減ってしまい、娘は仕事、息子は遊び…あ、学びで、めったに時間が合わない。
だからこうしてイベントにしてしまいたいのだが、やはりこれも頻繁にはいかない。
流石に今日は、先の二本のイベントに加え「北欧デザイン展」が相まったから、これはチャンス!と皆を誘った。良かったなと思った。
 
美味しい食事は人を笑顔にし、その時間を思い出に変えてくれる気がする。
食いしん坊の我が家は、ちょっとお行儀がよろしくないが人の食べてるものがどうしても美味しそうに見えちゃって、笑いながら交換こしたりして「これオイシ〜〜〜〜っ!」とか言って、お互いの味くらべしちゃって、そのうえ皆さっさとペロリしたあとは、5人なのに6コのデザートを注文して皆で笑った。だって美味しそうだったから〜と娘。
 
 
今回の「北欧デザイン展」も見応えたっぷりで、母にもぼくがやってる仕事の世界観を伝えられたし、何故デンマークへ出張したりしている訳もわかったらしく、その上褒めてくれて良かった。
ぼくのセンスは母譲りで、音楽、アート、ファッション、文学、今では少々ネガティブになってしまうことも多くなったが、思考や人としての礼儀、言葉遣いまで影響を受けていると感じている。
もともと母はぼくが生まれる前まで西武池袋本店で働いていて、だからこそこの高島屋にも幼き日から本当に良く連れてきてもらっていた。
いつからか国の重要文化財に指定されていたのは知らなかったが、この日、あのガラス製の手動エレベーターに母と二人で乗せてもらったとき、エレベーターガール(失礼な言葉でなく)の方が屋上までのぼくらを、過去のあの日と今日を紡いでくれた気がした。
ぼくはちょっとタイムスリップし、掌に温かさを感じた。
 
一通り北欧デザイン展を見て回り、最後に一階のメインフロアに展示してあるスカンジナビアンリビングの家具を見てから帰ろうと、皆で車椅子用のエレベーターを待っていたら混んでいるのか一向に来ない。
それを見かねてか、先ほどのエレベーターガールさんが違う籠を呼んでくださった。
お礼を言い案内され乗り込むと、また先ほどと同じ温かさを感じた。それはあの当時のエレベーターの空気と同じだった。
当時はぼくだけでなく一緒にぼくの弟たちも居た。
しかし今、今日はぼくの家族がここに居る。
今度はぼくの子ども達がそれを感じてくれる日がくるのかもしれない。
あぁ、あれは良い時間だったな、と感じてくれる日がくるかもしれない。
 
日本橋高島屋の豪壮なる建築の中、今回ここに私たちエムズデザインの資料を置かせて戴けたご縁は、家づくりだけでなく、本当に私たちがつくりたい”豊かな人生”というものを再び気付かせてくれた機会だと感じました。
母との時間を大切に、
我が家族との時間を大切に、
大切な人との時間を豊かにしていきたい、
そんなステキな時間を振り返ることができました。
 
この素晴らしい時間を提供してくださった日本橋高島屋さま、スカンジナビアンリビングさまに心から感謝します。
 
 
 
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このご縁に心から感謝致します。
Tak skal du have !
 
 
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*以下は私たちエムズデザインのSNS告知より。
 
日本橋 高島屋S.C.にて
「ていねいに美しく暮らす北欧デザイン展」
 
本日3月1日から21日まで、日本橋高島屋S.C.にて「ていねいに美しく暮らす北欧デザイン展」が開かれます。
数々の美しい家具などを始め、私たちエムズデザインの”北欧の家モアナチュア”で使用しているデンマークの木製窓や床材を使ったお部屋なども展示され、日本に居ながら北欧の時間の経過を楽しむことができ、その陽射しの変化と灯りの演出などを感じていただけます。
 
私たちエムズデザインでは、今回お声かけをいただき、小さいスペースですが私たちの”北欧の家モアナチュア”の新版小冊子を会場にご準備いたしました。
私たちの北欧旅行記なども載っていますので、ぜひこの機会にお手に取っていただければと思います。
 
そして今、”北欧の家モアナチュア”の資料をご請求をいただきました方には、こちらの展覧会のチケット2枚を特別にプレゼントさせて頂きます。
数に限りがございますので配布終了の際はご了承ください。お早目のご連絡をお待ちしております。
また、既存のお客様でご希望の皆様には優先してお送りさせていただきます。
ご遠慮なくお知らせくださいませ。
 
私たちエムズデザインのスタッフも楽しみにしています。
もしかしたら会場でお目にかかれたら楽しいですね!
 
 
(新しいウィンドウが開きます)
 
 
 
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節分祭

 
今日私たちも節分を迎え、明日からの春を歓迎しました。
私は三十年以上前に興しそれ以来この会社を続けておりますが、今回初めて我がスタッフ全員を私の実家に代々伝わる”節分祭”に誘ってみましたら喜んで来てくれて、全員で春の訪れを迎えることができました。(私の実家は寺)
 
 
_
 
節分はご存じの通り、お豆をまいて明日からの春を歓迎するのだが、当院ではお越しくださったご年配の年男、年女の方から順に「福は〜ウチ」とお豆をまいていただく。
昔からお越しくださっている方達はやはり何の躊躇もなく大きなお声で「福は〜ウチ」と言いながらパーっとお豆をまかれるのだが、ウチのスタッフは普段はほとんど大声を張り上げて何かを叫ぶ!なんてことは無いからちょっと照れくさそうにしている。だからぼくが先陣切って野太い声で「福は〜〜〜〜ウチ〜〜〜〜!」なんて叫んじゃったら皆も楽しくなっちゃって、笑顔いっぱいでお豆をまいてくれた。
キャッキャ言いながら皆で仲良くお豆をまいてたから、きっと鬼さんも「ダメだこりゃ!」って、いかりや長介のように言って去って行ってくれるかな。古 と思った。
 
 
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明日からはもう春、
私たちエムズデザインは昨年末からのステキな家のラストスパートを名残惜しみながらお納めし、この春には昨年から温めてきたいくつかの新しい現場がスタートします。
 
すべてが美しく清らかで、品のある家、
そんなすべての家を一つ一つ丁寧に考え、渾身の思いを込めて設計&デザインしました。
豊かな家は、高機能なのに、優しくて柔らかい、そんな自然美が溢れる新しい生活をお楽しみくださいませ。
 
 
 
 
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今日、ウチのスタッフの1月1日バースデイのお祝いを少し遅れで行いました。
エムズデザインではスタッフの誕生日を必ず全員で祝います。
ぼくがお隣の花屋さんで花を摘み、皆がその子の好みのおやつとお茶で一時を過ごします。
お誕生日おめでとう。
 
 
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幸せなのは、仲間が全員で大切な一人のバースデイを祝えること。
一言でいうと、こうなってしまうのだが、ぼくが言いたいのは、このバースデイの主人公一人のことを祝ってあげたいと思う気持ちが浮かばない人がウチには誰一人いないというステキな仲間達だということ。
 
言い換えれば、普通、人はバースデイと聞けば、それがたとえ本気で思っていなくても誰もが必ず「おめでとう!」と言うだろう。
しかしそれが口先だけでなく、それを自分の愛する人へ言うように、その言葉を本気で言えるということ、本心で思えているということが、ぼくはその場の空気でわかる。
あの人のは祝いたくない、面倒くさい、なんで会社でやるの?などと思う人が一人たりともウチには居ないということだ。
 
愛する人を祝うこと、大切な人を祝うこと、
自分の子供を祝うように、自分の家族を祝うように、
愛する人に喜んでもらいたいと思う気持ちの時、現れてくる何かがあるのがわかる。
と同じ空気が流れているのがわかる。
誰一人その想いが欠けることなく思えることは、この場所にとてつもない大きな豊かさという何かが溢れているからかもしれない。
日々何も変わりなく過ぎてゆくことが本当の幸せだからこそ、この大切な想いを持つことができるからかもしれない。
 
 
幸せとは、人に何かをしてあげたい、と思ったときに現れてくれるオーロラのよう。
空に浮かぶその揺らぎはその人を魅了し、美しい色に染め、澄んだ空気で包み込む。
自分の幸せは、相手の幸せ、
今日もまた、祝う人と祝われる人を、その美しいオーロラが現れて包み込んでくれた。
 
 
 
 
 
 
 
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2023 卯年 元旦

2023 卯年
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
 
毎年語ること、それは年越しのお仕事に抱かれて新年を迎えられることへの感謝。
どうもありがとうございます。
 
 
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そこに打刻する、新しい時代へ代わるための節目
 
月日がただ淡々といつも通り流れていくことの幸せを感じている。
そこに人間は”節目”というしるしを設けて、それを祝ったり、整えたり、そこから勇気をもらったりしているんじゃないかと思う。
本当は自然界がつくり出した何らかのきっかけを誰かが節目としたのだろうけど、それを現代でも受け継いでいる事はぼくにとって、とてもありがたく良き風習に感じるし、ぼくはその節目で何かをするのが好きなんだ。
 
自然が教えてくれて、先人達が決めてくれた節目を今をも持って生きること。
それは常に気にしていなければいけないことではないけど、それを両親から教わり、自らが守り、そしてそれを子供へと渡していきたいと思ってる。
ぼくの仕事は建築士として、ぼくらに依頼してくださる方のご家族やそのご先祖さまが守ってきた土地や家をただ引き継ぐだけでなく、同時にそういった、その家だけに受け継がれてきた思いや出来事を節目にして渡していく仕事のように思える。
 
このご夫婦は、なぜまた実家に戻ってきたのか?
なぜ新築することを選び、古い家を建て直そうと思ったのか?
もしくは、なぜ新築ではなく、大がかりにリフォームして新しい生活を送ることにしたのか?
はたまたぼくもそうだが、親から受け継いだ家(土地)でなくても、何らかのきっかけでその地に巡り会い、新しく家を新調し、真新しい世界へ行こうとしているのを身を持って感じている。
それがすべて良いことだという気持ちもない。
もしかしたらネガティブな理由からどうにもならなくって、でも前を向かなければ、と一念発起してその思いを節目としたことだってぼくは何件も知っている。
 
ならばそこに、あなたが勇気を持って新しく打刻した節目を僕は心から称えたい。
あなた自らが創り出した節目をぼくは大切に共有したい。
それは周りから見れば大きな節目ではないかもしれない、
まだ産毛の生えた生まれたての節目かもしれない、
例えそれがあなただけの節目でも、ぼくはぼくらとの大事な節目として大切にする。
 
 
”エムズデザインは家をつくるだけではない
たった一人のあなただけの新しい世界と豊かなライフスタイルをつくるのだ”
 
 
 
2023年
本年もご依頼者様の節目を大切に考えながら、あなただけの新しい世界を創り出して行きます。
林正晃
 
 
 
 
 
 
私が高熱でうなされている元旦の早朝、
エムズデザインを代表して新しい世界をつくるべく、常務とスタッフが初詣に行ってくれました。 
ありがとう。
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2022の終わりに。

今年一年お世話になった方々に心よりお礼を申し上げます。
私たちを信じてくださった沢山のお客さま
心強いパートナー会社の皆さま
ずっといつも私たちのすべてを支えてくださる今までの’ohanaの皆さま
 
本年も大変お世話になりましてありがとうございました。
 
 
 
_
以下、
私たちのニュースレター・冬至号に書いたものになります。
 
 振り返ろう、
今年一年だけではなく、一人の若造が誰かの役に立ちたいと願って走り出した1989年から今年で34年目、法人格となって第20期を迎えることができた組織人として、その過去を振り返ろう。
 
二十代の若き日、知り合いの業者など片手で数えられるほどしか無い中、タウンページを開き、工務店や設計事務所、ハウスメーカー、不動産屋にまで足を棒にして歩きまわり、どうしても仕事が欲しくて、ぼくに仕事をください、と毎日頭を下げまくった。
打たれても、門前払いされても、一時は挫けそうになるのだが、それでも前に進めたのは、何故だかわからない少しの自信だけがあったからかもしれない。
やっとの思いで頂いた仕事は、誰がこの値段でやるんだ?と言われるくらい安く叩かれ、それでも仕事がしたくて、それならばと自らの効率を見直し時間を味方にし、最安値で仕入れられるルートを確立し、とにかくお客様やクライアントに重宝がられるように様々な術を磨いた。
それでも仕事が無い日はたくさんあって、そんな日は朝から洗車をした。
最初は鼻歌まじりでも、一通り洗って水滴を拭き終わり、クルマがピカピカになる頃にはぼくはだんだん無言になっていった。
それでも天気のいい日はそれで良いけれど、雨の日は6畳の事務所を掃除して半ドンで終わった日もあった。
 
そんな日々だったけどぼくの未来は明るい気がしてならなかった。
少しずつお金を貯めて買ったMUTOHの平行定規で夜な夜な線を引き続け腕を磨きたいと願った。
時間が空けば図書館に行き、高くて買えない本を読みまくった。
図書館が好きすぎて、おにぎりを持って通った日もあった。すっごく楽しかった。
海外のデザイン書は時間を忘れさせてくれた。中でもTASCHENの本が好きで、そこには全く見たことのない美しい世界がこれでもかと載っていて、どの本を見てもワクワクが止まらずどんどん引き込まれて行った。
その時買った美しい本も、文具屋の片隅にぶら下がって売っていた¥980の電卓も、ロットリングのシャープペンも、今はベージュ色に色あせちゃった三スケも、すべてぼくの未来を創り出す大きな味方に感じた。
 
そして世の中は間もなくパソコンの時代に入り、ぼくは真っ先に飛びついていく。
DOSからWindows3.1に移る頃、巷のウインドウズ騒ぎを横目に、ぼくはローンを組んでMacintosh(現appleのマック) を買った。何故ならぼくはまだ音楽に未練タラタラだったから。
MIDIシーケンサーのPerformerという音楽制作ソフトが大好きで、シンセを使って打ち込みをいっぱいやっていた。(今でいうDTM)
仕事では、今ウチが使っているVectorworksというCADは、その当時MiniCadというマッキントッシュ専用のCADだった。だからウチの会社のCADが今もVectorworksなのはその名残だし、どうしても使いたかったAdobe Photoshopも当初はMacintosh専用だったと記憶している。
その3つを使っているぼくは、なんの根拠も無いんだけど、見たこともない輝かしい未来にどんどん近づいていく気がした。
 
 
話は少しずれたが、
ぼくは”今”というクルマに乗り、”思い出”という道を振り返るドライブをすると、あの時見た景色が、本当は今も変わらないのではないか、と錯覚してしまう。
それはぼくの芯がブレていない、といえば格好いいし、先を見ていたゼ、なんて生意気も言えるのかもしれないが、まったくそうではない。
時代は変化し、景色は移り変わるのだ、それは事実として。
だからこそぼくは、それを常に認め変化に対応してきただけな気がする。
 
 
 見える景色は、起きた現実
 望む未来は、行くべき場所
 
 
日々の時間を大切にすると見えてくるもの、
それは、”常に変化をし続ける者”だけに見せてくれるものかもしれない。
大きく背伸びすることなく、ただ淡々と過ぎる毎日に感謝をすることで、その幸せを見せてくれるのかもしれない。
だからだろうか、
昨年から今年、ここに見えた景色は幻かのように素晴らしいものばかりだった。
 
 
 
まず、
とても多くのお客様からのご依頼に心から感謝しております。
本当はお一人お一人お名前を挙げてお礼を言いたいくらいミラクルな出逢いばかりが続き、それこそが私たちが心底望んでいたことです。
エムズデザインのスタッフや仲間達が生活できるのも多くのご依頼者様があってこそのことと常に感じております。心からお礼を申し上げます。
 
そして今日ここに、私自身が嬉しかったことを書き綴らせてください。
 
1,
所沢市より、所沢市技能功労者賞を頂きました。 
建築図面作成(設計)にて。  令和4年11月
 
2,
所沢市内の中学校からのご依頼で、中学一年生が企業見学に来てくださいました。  令和4年10月
 
3,
某国立大学からのご依頼で、就職活動前の建築学科二年生に向けて登壇し講義をさせて頂きました。  令和3年10月 
 
 
 
 
 
掌に乗せても見えないくらい小さな砂の粒でも少しずつ溜まっていくことで形を現してくれる。
本当は、もっと早くとか、まだこんななのかとか、焦ったり思ったりしてしまいがちだけど、ぼくにはこのスピードが似合っているみたい。
ならば、少しずつでもその砂の粒を掌に乗せていき、これからも変わり続けていくことを誓う。
思い通りに行かない時は、そっちが正解だったのだと思い直して、笑って、楽しんで、その現実を受け入れて生きようと思う。
そして大切な時間を、大好きな人達と、ステキな景色を見ながら生きようと思う。
 
 
今に感謝しています。
皆にお礼を
皆に感謝を
 
 
所沢市からこの歴史ある技能功労者として表彰されたことは、無我夢中で走ってきた私にとって大きな自信を与えてくれました。
ここに皆様へ心からお礼を申し上げます。ありがとうございます。
 
林正晃
 
 
 
 
___
 
1,所沢市技能功労者表彰式
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22_22_commend_2
 
令和四年度、所沢市技能功労者表彰式にて。
 建築図面作成(設計)  令和4年11月13日付
 
この表彰式は、所沢市役所大会議室で行われました。
市役所の職員さまに聞いたところ、この表彰は40年以上も前から、各界で活躍されている方々の中から特に功績顕著な方を所沢市功労者表彰規則に基づき決定されているとのことでした。
 
 以下、エムズデザインのInstagramより
代表の林はこれまでこのエムズデザインにて1989年の創業以来、同じ仕事を30年以上続け、部下や後輩を育てながらも自身の技能の研さんに励み続けた成果であり、その賜物だと思っております。
今後も代表 林をはじめ社員一同、更なる技術向上と地域への貢献活動を進めていく所存で御座います。
引き続き、お客様、関係者皆様と共に新たな時代へと向かいたく存じますので、変わらぬご支援のほど宜しくお願い申し上げます。
 
 
 
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次の日、エムズデザイン社員一同もお祝いをしてくれました。
照れくささ全開のハニカミ 笑
 
 
 
 
 
 
 
2,市内の中学校より5名の生徒さんの職場体験訪問
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所沢市立の中学校、5名の生徒さんが”職場訪問”でお越しくださいました。
「様々な職業が存在するのは何故だろう?」
「人は何故働くのだろう?」
 
私たちは中学校のこの目的に、どのように取り組んでいくかを話し合いました。
その中で、今回職場訪問に行く事業所は先生が選んだ訳でなく、生徒さん達ご自身が見つけて選んでくれた、という旨を最大限に考え、私たちエムズデザインの思いの一つでもある<大人になることは楽しい、仕事をすることで自らが喜びを得る>という主旨のもと、Q&Aには私たちなりの回答と、少しだけですが日々の仕事体験をしてもらうことにしました。
最後には建築模型を作ってもらって終わりました。
 
そして嬉しいことに2023年には、この日の内容を生徒さんが校内でお披露目する、職場訪問発表会へご招待頂きました。
今から社員一同楽しみです!
 
 
 
 
 
 
 
3.某国立大学より、建築学部二年生へ向けての講義
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この講義は某国立大学からの要請で、建築を学ぶ二年生に向けて、学生さん側が企業に出向いてインターンを受ける通常の形ではなく、学校側から依頼された数社の企業が生徒さん方に向けてそれぞれの講義をする、という形で行われました。
当初は私が学校に招かれ、大きな講堂で行う予定でしたが、この感染状況では生徒さんを登校させるわけにいかないということで、完全リモート講義になりました。
 
講義は二時間。
最初はそんなに長く話せるかな…なんて思いましたが、なんてことはない!
建築を志す若者に向けて、私なりのシナリオを一気に書き上げました。
講義後には思わぬ形でご感想文を頂きとても感激しました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
投稿者: hayashi 日時: パーマリンクLeave a commentトラックバック